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COFFEE SIGNAL

METHODOLOGY / V0.7

方法論と限界

表示している数字の定義、計算式、限界を、このページにまとめています。

01

観測値・計算値・推定値を分ける

観測値は原典の数値、計算値は公開算式で変換した数値、推定値はモデルと不確実性を伴う数値です。USD/kgは観測値、円/10gと各計算機の結果は計算値です。現在、推定値は公開していません。

02

総務省統計の4つの価格+公式の代表価格2つ

中心となる4件は総務省「小売物価統計調査」です。コンビニは全国統一価格品目、セルフサービス店と喫茶店は東京都区部の1杯価格。家庭の35円だけは、調査品目1922「レギュラーコーヒー(粉)」350円/100gを1杯10gへ換算しています。トップではさらに、身近な目安として紙カップ自販機140円と缶コーヒー178円を表示します。前者は特定のオフィス向けサービス価格、後者は代表商品のメーカー希望小売価格で、平均価格ではありません。

家庭の粉代 = 350円 ÷ 100g × 10g = 35円
03

生豆相場を10gの円価格へ換算

World BankのUSD/kgに、利用者が入力した為替と豆の使用量を掛けます。初期値の1ドル160円は説明用の入力例で、為替の観測値ではありません。焙煎による重量減少も補正していません。

円/10g = USD/kg × 円/USD × 使用量g ÷ 1000
04

購入した豆・粉の1杯計算

商品価格を内容量で割り、1杯に使う量を掛けます。水、電気、器具、廃棄などは含めないため、表示名を「豆代」としています。

豆代/杯 = 購入価格 ÷ 内容量g × 使用量g
05

1か月・1年のコーヒー代

トップの比較は1杯価格に頻度を掛けます。週間計算機は、6つの飲み方ごとに入力した杯数と価格を掛けて合計します。月平均は年額を12で割ります。家庭は粉代のみで、水・電気・器具代は含みません。

年額 = Σ(各価格 × 杯/週)× 365 ÷ 7
06

「今は高い?」の比較

1年前比・5年前比は同じ月どうしを比べます。「10年の位置」は最新月を含む120か月を低い順に並べ、最新値以下の月が何%あるかを示します。物価調整は行わない名目米ドル価格です。

10年の位置 = 最新値以下の月数 ÷ 120 × 100
07

月平均価格の前月比を120回で比べる

直近121か月のWorld Bank月次国際指標から、連続する120回の前月比を計算します。変化の大きさは符号を外した絶対値です。120個を小さい順に並べ、中央にある2値の平均を中央値とします。「10%以上」には上昇と下落の両方を含みます。

前月比 =(当月の月平均 ÷ 前月の月平均 − 1)× 100

月平均どうしの比較であり、月内・日次の値幅、取引所の先物価格、将来の動きを示すものではありません。

08

アラビカ指標とロブスタ指標の価格関係

World Bankの2つの月平均国際指標を同じUSD/kgで比較し、高い方を月ごとに数えます。倍率はアラビカ指標をロブスタ指標で割ります。年平均の倍率は、各系列を12か月で単純平均してから割るため、月ごとの倍率の平均ではありません。

月ごとの倍率 = アラビカ指標 ÷ ロブスタ指標
年平均の倍率 = アラビカの12か月平均 ÷ ロブスタの12か月平均

すべての豆の取引価格、品質、店頭価格、先物価格、価格差の原因を示す比較ではありません。

09

チャートの指数計算

「開始月 = 100で比べる」は、各月の値を選択期間の初月値で割り、100を掛けます。異なる価格水準の変化率を同じ起点で比べる表示です。

指数 = 当月値 ÷ 期間初月値 × 100
10

世界・輸入・店頭の前年比をそろえる

世界の生豆指標は12か月の単純平均、日本到着時のCIF平均単価は年間輸入額の合計を年間輸入量の合計で割り、国内の1杯は総務省の税込年平均を使います。それぞれを前年の年平均と比べます。同じ年に上昇しても、原因や反映までの時間差を示すものではありません。

前年比 =(当年の年平均 ÷ 前年の年平均 − 1)× 100
11

価格の階段は異なる段階の価格を比べたもの

トップの価格の階段は、生豆10gの換算値、家庭の粉10g、店で提供される1杯を同じ円単位で並べたものです。商品・地域・提供状態が異なるため、差額を原価や利益として扱いません。

12

生豆輸入の量・シェア・CIF平均単価

財務省貿易統計の未焙煎コーヒー2品目を原産国別に合算します。シェアは数量ベース。全体・期間集計の単価は国別単価の単純平均ではなく、CIF輸入額の合計を輸入量の合計で割ります。数量0や秘匿値から単価を推測しません。

CIF平均単価 = Σ CIF輸入額 ÷ Σ 輸入量kg
13

月ごとの輸入量を年内平均=100で比べる

輸入量の多い年だけが結果を左右しないよう、確定値・改訂値が1〜12月までそろった各年について、年内の平均的な1か月を100とする指数を作ります。その後、1月どうし、2月どうしという順に年数分を平均します。速報中の年や欠損月は補いません。

月別季節指数 = 月間輸入量 ÷(年間輸入量 ÷ 12)× 100

この指数は貿易統計へ計上された月の傾向です。収穫期、船の到着時期、在庫、需要や変化の原因を示すものではありません。

14

CIF平均単価差を2段階に分ける

2年を比べるときは、まず基準年の原産国別数量シェアを固定し、各原産国のCIF平均単価だけを比較年の値へ置き換えます。次に数量シェアも比較年へ置き換えます。比較年の輸入量上位8か国を個別に計算し、残りの原産国は「その他」にまとめるため、日本全体の数量と輸入額は除外しません。

各国単価の変化分 = Σ(基準年シェア × 各国平均単価差)
輸入構成の変化分 = Σ(シェア差 × 比較年の各国平均単価)

2つの変化分は日本全体のCIF平均単価差と一致します。ただし、平均単価には品種、等級、契約時期、運賃などが混ざるため、値上がりの原因や相場・為替の寄与率を示す計算ではありません。

15

価格変化の原因は複数の要因を分けて考える

国際価格と店頭価格が同時に動いても、それだけで因果や寄与率は決まりません。為替、契約ラグ、品質・産地構成、運賃、在庫、包装、国内費用などが混ざります。

16

更新に失敗したら最後の検証済み版を維持する

取得や検証に失敗した場合、0、平均、前月値で埋めません。最後に検証を通過した公開版を維持し、更新状況ページへ遅延を表示します。

17

家庭のコーヒー購入額を2分類で集計する

総務省「家計調査」の二人以上の世帯について、品目382「コーヒー」と384「コーヒー飲料」の年間購入額を足します。月換算は年間値を12で割ります。品目397「喫茶代」は、飲物に加えて菓子や果物の外食を含み、コーヒーだけを分離できないため加えません。

2分類合計 = コーヒー年間購入額 + コーヒー飲料年間購入額
月換算 = 2分類合計 ÷ 12

2002年以降の食料の購入数量は、調査開始1か月目の世帯から得た平均価格と、全調査世帯の支出金額から推計された家計調査の公表値です。2018年には家計簿の様式が改正されているため、10年比較はその影響を含む名目値の比較として扱います。

都市比較は公式の2023〜2025年平均を使い、各品目の都市名を照合してから合計します。1人あたりの支出、カフェでの支出、都道府県全体の順位ではありません。

18

スターバックスの価格を店内税込の参考値にそろえる

日本向けの公式メニュー・公式発表を基本とし、商品別価格が公式発表にない2017年・2019年・2022年・2024年は報道資料を併用します。「本日のコーヒー」「ドリップ コーヒー」「ブリュード コーヒー」は、各時点のShortの定番コーヒーとして扱います。

ラテ、抹茶 クリーム フラペチーノ、キャラメル マキアートは、商品ごとに同じサイズだけをつなぎます。確認できない年は補間しません。2014年と2019年の税抜価格は、その時点の店内消費税率を掛けて1円単位へ丸めます。2025年以降は立地別価格があるため、標準価格店舗または公式メニューの最低表示価格を参考値として使い、店舗ごとの差があることをグラフ直下に明記します。

店内税込参考価格 = 税抜価格 ×(1 + 店内消費税率)
19

チェーンの価格改定を商品・サイズごとにつなぐ

ドトールはブレンドコーヒーS、セブンカフェはホットコーヒーR・Lに対象を固定し、公式沿革または公式価格改定発表で価格を確認できる時点だけを掲載します。確認できない年は補間しません。同じ年に旧価格と新価格がある場合も、正本の日付は変えず、グラフ上の重なりを避けるため旧価格だけを前年の位置へずらします。

セブンカフェは公式表の税抜価格と税込表示を保存し、1杯だけ会計した場合の1円未満切り捨て額をグラフへ使います。地域による規格差があるため、全国一律価格とは扱いません。公式確認値と計算値を分け、推定値は掲載しません。

単品会計の税込参考額 = floor(公式の税込表示額)
20

コンビニ3社は最小ホットの公式確認値で比べる

セブンカフェのR、FAMIMA CAFÉのS、ローソンMACHI caféのSについて、持ち帰りで1杯だけ会計した税込額を、公式発表・公式商品ページで確認できた時点だけ掲載します。改定前後の表がある場合は「価格改定」、その時点の価格だけ分かる場合は「価格確認」、現在の商品ページは「現行確認」として分けます。

サイズ名、容量、抽出・提供方法、地域条件は同一ではありません。安さや量あたりのお得さを順位付けせず、未確認期間の価格や改定日を前後の値から補間しません。セブンの共通価格点は個別ページの正本と照合します。

1日1杯の年間差 =(最新確認価格 − 100円だった確認価格)× 365
21

週間杯数と国内消費量を別の指標として扱う

2024年の週間杯数は、12〜79歳4,000人へのWeb調査による自己申告値です。52週換算は、毎週同じペースと仮定して週10.05杯を52倍したCOFFEE SIGNALの計算値で、実測した年間平均ではありません。

52週換算 = 10.05杯 / 週 × 52週 = 522.6杯

2025年の397,272トンは、日本全体の需給表で供給量から輸出量と期末在庫を引いた生豆換算の残差です。杯容量や豆量を仮定して、週の自己申告杯数と相互換算しません。原表・画像・長期系列は再配布せず、ページの問いに必要な公表事実だけを独自の説明と比較計算へ使います。

22

デカフェ生豆は専用品目の通関重量を年ごとに合算する

財務省貿易統計のHS090112000「未焙煎・カフェイン除去済みコーヒー」について、原産国別の年計を合算します。輸入額は原典の千円を1,000倍して円へ変換し、CIF平均単価は輸入額の合計を輸入量の合計で割ります。

CIF平均単価 = HS090112000のCIF輸入額 ÷ HS090112000の輸入量kg

コーヒー生豆輸入内の重量比率は、同じ年・同じ公表段階のHS090111000とHS090112000の合計を分母にします。原産国上位は数量の降順、同量なら統計国コードの昇順です。上位5か国以外も「その他」に残し、合計から除きません。

重量比率 = HS090112000 ÷(HS090111000 + HS090112000)× 100

通関上の原産国は、カフェイン除去などの加工で原産性を得た国を含む場合があり、豆の栽培国とは限りません。輸入重量の倍率を、需要、消費量、販売量、市場規模の倍率として扱いません。欠損や部分年は補わず、確定値または改訂値がそろった完全年だけを比較します。

23

カフェイン量は掲載濃度と飲む容量から計算する

農林水産省が掲載するコーヒー浸出液60mg/100mLへ、入力した50〜1000mLの整数容量を掛け、1mg単位へ四捨五入します。掲載条件はコーヒー粉10g・熱湯150mLです。

カフェイン参考量mg = 容量mL × 60mg ÷ 100mL

インスタントコーヒーは粉末2gで80mgという別の掲載条件なので、容量の式を当てません。茶類も種類ごとに浸出条件が異なり、抹茶は100mL当たりではないため、同じ条件の順位にはしません。結果は商品ごとの実測値や、個人の健康上の判断を示すものではありません。

24

世界の生産量はUSDAの販売年度別公表表から比較する

USDA Foreign Agricultural Service「Coffee: World Markets and Trade」2026年7月版のCoffee Summary p.7を正本にし、総生産量の国別行だけを2026/27販売年度予測の降順で並べます。複数国をまとめたOtherと世界計は順位へ含めません。2025/26は改定推計、2026/27は予測であり、実績値とは表示しません。

世界シェア = 国別の千60kg袋 ÷ 世界計の千60kg袋 × 100
トン換算 = 千60kg袋 × 60

販売年度の開始月は生産国ごとに異なります。品種別表に国別行がない場合は0ではなく「個別掲載なし」とし、Otherに含まれる可能性がある量を推定しません。2021/22比較は2026/27予測のTop10構成国を固定し、同じ報告版に掲載された履歴値と比べます。

財務省貿易統計の2025暦年・通関上の原産国別輸入量は別母集団です。読者が順位を横に確認するだけの比較とし、生産量と輸入量を割った比率や共通系列は作りません。

このサイトの数字だけでは分からないこと

  • 月次国際指標であり、リアルタイム相場ではありません。
  • World Bank系列と取引所先物は同じものではありません。
  • 円/10g表示は量・通貨の単純換算であり、実際の仕入価格、豆原価、店頭価格ではありません。
  • 将来価格、投資判断、個別商品の値上げ妥当性を予測・判定しません。

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