自宅にコーヒーミルがあれば、豆から挽く香り高いコーヒーを手軽に楽しむことができていいですよね。
しかし、実際にコーヒーミルを購入する場合さまざまな種類があってどんなものがいいのか迷われるかと思います。
コーヒーミルの選び方で大事なポイントは以下の4つです
- 利用シーン
- 駆動方法
- 刃の違い
- メンテナンス性
上記の選ぶべきポイントを中心に、あなたにぴったりのコーヒーミル選びをお手伝いいたします。
ミルでコーヒー豆を挽く理由とメリット
そもそも、コーヒーを淹れるのにミルで挽きたての豆を使うことがなぜ良いのか、そのメリットをご紹介しましょう。
挽きたての豆の香りが良い
豆を挽くと聞いてすぐに想像できるのが何といっても挽きたての豆の香りですよね!
焙煎された豆の香ばしい香りが広がり、それだけで幸せな気分になれます。
喫茶店やカフェの空間に広がるような、幸せな香りをお家で毎朝味わうことができるなんて最高ではありませんか。
焙煎直後からの豆の変化を楽しむことができる
もちろん、メリットはいい香りを楽しめることだけではありません。
実はコーヒーは焙煎したての豆で淹れるよりも、焙煎後3~14日頃の状態が飲み頃と言われています。なぜなら、焙煎後から始まる豆の化学変化により、コクや香りが引き出されるからなのです。
コーヒーミルを使えば、時間の経過とともにコーヒー豆の味や香りの変化を楽しむことができるのです。
コーヒーミルで挽きたての豆を使うことにはこうしたメリットがあり、それだけでいつものコーヒーをこだわって飲んでいる特別な気分になりませんか?
それではさっそく、あなたにぴったりのコーヒーミルの選び方をご紹介しましょう。
コーヒーミルの使い方から選ぶ
コーヒーミルを選ぶ際に真っ先に考えたいのが「ミルの使用シチュエーション」です。
どんな風に使うか
コーヒーミルと一口に言ってもたくさんの種類があります。
あなたにぴったりのミルを見つけるためには、まずどんな風に使うのかを具体的に想像してみることが大切です。
何杯淹れるのか
一度に何杯のコーヒーを淹れることを想定していますか。
自分用をメインに1~2人分?家族や友人にも振る舞うなら3杯以上でしょうか。
必要な豆の分量によっても適切なコーヒーミルの種類が変わってきます。
まずは、一番よくコーヒーを淹れるシチュエーションを想像してみてください。
コーヒーにかけられる時間
次に、使用する際に時間の余裕があるのかというところです。
あなたは仕事で忙しい朝でも豆から挽いたコーヒーを毎日飲みたい!と考えている方でしょうか。
それとも時間を気にせず、豆を挽いて、その香りを楽しんで、コーヒー豆にお湯を注ぎながらさらに湯気とともに立ち込める香りを味わう、、、というゆっくりとした時間を楽しみたいと考えている方でしょうか。
後者がコーヒーを自宅で淹れる醍醐味や理想に思えますが、思い切って手間ひま掛けるタイプのコーヒーミルを買っても、時間がなくて結局使わなくなってしまったというのが一番もったいないです。現実的にコーヒーミルを使いたいシチュエーションで、時間の余裕があるのかどうかを考えてみてください。
忙しくても毎朝挽きたての豆でコーヒーを淹れて飲みたいと方ももご安心ください。もちろんそんな方にお勧めの一品もございますので、ご紹介させていただきます。
持ち運びはするのか
次に、持ち運びをしたいかどうかというところもポイントです。
趣味のキャンプなどでも挽きたての豆でコーヒーを淹れてみたいと考えていますでしょうか。
挽きやすいけれど、重くて持ち運びには不向きなミルや電源要らずでアウトドア向きのコンパクトなミルもあります。
趣味のキャンプなどでも挽きたての豆でコーヒーを淹れてみたいと考えていますでしょうか。あなたの用途に合わせて選んでいただけますので、持ち運びをしたいかどうかも検討してみてください。
手動式or電動式で選ぶ
コーヒーミルをどんな風に使いたいかをイメージできたところで、
さっそく具体的なミルの種類を見ていきましょう。
手動式のメリットとデメリット
手動式のメリット
まずはクラシックな手挽きタイプです。手動でゴリゴリと豆を挽く感触はミルでコーヒー豆を挽く醍醐味の一つとも言えます。コーヒーミルといえばこちらを想像される方も多いのではないでしょうか。喫茶店で飾ってありそうな昔ながらのかわいらしい見た目が特徴的です。また、部品を分解できるところはメカ好きの心をくすぐります。初心者からこだわりを持つ上級者まで幅広いコーヒー好きに愛されているタイプといえます。持ち運びできるコンパクトなデザインのものもあり、アウトドアにもぴったりです。
手動式のデメリット
ただ、手挽きなので3人分以上の分量を毎回挽くとなると結構疲れます。1~2人用でお探しの方にお勧めです。また、手挽きはご想像通り時間がかかります。コーヒー豆を挽くゆっくりとした時間を楽しみたい方向けになります。
クラシックタイプ↓
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アウトドア向き↓
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電動式のメリットとデメリット
電動式のメリット
電動式の良いところはなんといっても豆が速く挽けて疲れないというところです。
朝起きてコーヒーが飲みたい!と思った時に分量の豆をセットし、スイッチを押した後歯磨きや洗顔など身支度を整えている間に豆が挽けます。なので朝忙しい人でも毎日おいしいコーヒーを気軽に飲むことができます。もちろん手挽き以上に大容量の豆も一気に挽けてしまうので、人数がいる場合にもおすすめです。また、挽き目のメモリ調整も簡単なのでペーパードリップやエスプレッソなどお好みの淹れ方に対応できます。
電動式のデメリット
微粉とよばれるコーヒーの雑味の原因となる細かい粉がでてきてしまうことや、ミルと豆の摩擦によって起きた静電気によりミルの中にコーヒーの粉がたくさん残ってしまうところが弱点です。手挽きミルでも静電気が起きないことはないのですが、電動の方が摩擦が激しくより多く残ってしまいます。
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コードレス(充電式)のメリットとデメリット
コードレスのメリット
アウトドアなどで持ち運びたいけど、手挽きするのは面倒というわがままな願いをかなえてくれます。他の電動式のメリットに加えて、充電さえしておけばキャンプにだって持っていけます。
コードレスのデメリット
充電式で持ち運べるため、通常の電動式よりもコンパクトが多く、人数によっては一度で豆が挽けない可能性もあります。万が一充電が切れてしまうと使えません。また、通常の電動式にも共通しますが、手動で豆を挽く時の感触や時間を楽しみたいという方には向いていないかもしれません。
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刃(歯)の違いで選ぶ
プロペラ式
プロペラ式の派は電動式のなかでも最もシンプルです。スイッチを押している間だけ刃が回転し豆を細かく挽いていきます。挽き目の正確な調整ができないため、スイッチの押す時間で好みの挽き具合に調整する仕様になっています。安価なので初心者でも手軽に入手することができます。ただ、均一に挽くことが難しいため、より味にこだわりたい人には物足りないかもしれません。
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コニカル式
コニカルとは円錐を意味し、円錐状の歯ですり潰すことで豆を挽く仕組みになっています。
細挽きに向いているのでエスプレッソを飲みたい方にもお勧めです。
コニカル式は手動、電動どちらにもあります。
コニカル式(手動)↓
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コニカル式(電動)↓
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フラット式(臼式)
臼のような円盤が回転し、その間を豆が通り粉砕することによって挽けるという仕様です。電動式のみで、コニカル式と同じく挽き目の調整がしやすく均一に挽くことができます。高価なミルに使われていることが多いので、初心者には手軽に購入しづらいところがデメリットです。
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手入れのしやすさで選ぶ
最後は使用するにあたって一番大切な、お手入れのしやすさも選ぶポイントに含めましょう。
分解のしやすさ
分解が簡単だとお手入れもしやすく、豆を挽いた時に残った粉をこまめに取り除くことができます。使用していくうちに毎回残った粉が蓄積されてしまうと、コーヒーを淹れる時に酸化した粉も混ざってしまい、雑味の原因となってしまいます。分解がしやすくお手入れがしやすいものを選ぶということは、単にコーヒーミルを清潔に保つだけでなく、おいしいコーヒーを淹れるためにも重要なポイントなのです。
※電動式プロペラタイプや、コニカル式のものが当てはまります。
静電気の少なさ
電動であれば豆と歯の摩擦が激しく、発生した静電気でミルの中に豆の粉がくっついてしまうこともしばしばです。こちらも残った粉がきれいに取り除けるかどうかに関わってくるので、はなるべく静電気の起きにくいものを選んだり、取り除き方にも工夫をすることが必要です。
※静電気除去装置付きのミルは高額になってしまう可能性があるため、まずは静電気防止策を調べて試してみると良いかもしれません。
コーヒーミルの選び方まとめ
様々なコーヒーミルをいくつかのポイントに分けてご紹介しましたが、あなたのコーヒーミル選びのヒントになりましたでしょうか。まずは手動電動どちらにしたいか。その次に刃(歯)の形状や手入れのしやすさで選ぶと良いかと思います。
どのミルにもメリットデメリットがあり、全ての人の理想を兼ね備えているミルはありません。しかし、それぞれに特性があるからこそあなたのこだわりに添ったミルを見つけることができるのです。
今回ご紹介したコーヒーミルはほんの一部になりますので、どんな風にコーヒーを飲みたいのか、改めてじっくりと考えながら選んでみてください。本記事があなたにピッタリのコーヒーミルを見つける手掛かりになりますと幸いです。
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