インドネシアコーヒーの特徴 歴史について

みなさんインドネシアコーヒーを飲んだことはありますか?

コーヒーのイメージが少ないかもしれませんが、インドネシアは世界第4位のコーヒー生産国です。

  1. ブラジル
  2. ベトナム
  3. コロンビア
  4. インドネシア

インドネシア共和国には1万3466もの島があり、人口は2億6400万人で世界第4位。

気候は温暖で雨が多くコーヒー栽培に適した地域であることが特徴です。

また、火山が多く火山灰によるミネラル成分が大地に含まれており、農作物やコーヒー豆の栽培に適した土地となっています。標高4000mを越える山もあり、高地で生産される貴重な豆もあります。

本記事ではそんなインドネシアコーヒーの歴史や特徴を紹介します。

目次

インドネシアコーヒーの歴史

インドネシアのコーヒーの歴史は17世紀までさかのぼります。

1696 年インドネシアにコーヒーの苗が持ち込まれる

1696年、当時オランダの植民地だったバタビア総督(現ジャカルタ)に、オランダ人総督がコーヒーの苗を数本贈ったことが始まりです。

この苗は洪水で流されましたが、再度贈られた苗が繁殖に成功しコーヒーがインドネシアに広まりました。
コーヒーはまずジャワ島に伝わり、1750年にはスラウェシ島へ。1888年にはスマトラ島へと伝わります。

サビ病によりインドネシアのアラビカ種が全滅

栽培当初はアラビカ種のみが生産されてましたが、1876年にサビ病でほとんど全滅してしまいました。

サビ病とはコーヒーノキの病気のことです。葉の裏に付着し、葉肉を侵食しはじめます。病気にかかると光合成機能を失い、2〜3年で枯れてしまう病気です。

コーヒーの木を育てる際には特に気をつけなければいけない病気で、放っておくと大被害に繋がります。

病気に強いロブスタ種を中心にした生産にシフト

その後、リベリカ種を植えますが同じようにサビ病の被害にあいその後は病気に強いロブスタ種を生産するようになりました。

現在は生産の90%をロブスタ種が占めています。

第2次世界大戦中は戦場になり、コーヒーの生産は激減しましたが、戦後インドネシアは独立し生産量を回復。現在は世界第4位のコーヒー生産国です。

ギリン・バザーという製法について

ギリン・バザーという製法について

「ギリン・バザー」というスマトラ島の伝統的な作り方があります。

ギリン・バザーとは?

ギリン・バザーは「ウオッシュド」と「ナチュラル」これら2つの処理方式を組み合わせて精製されるインドネシア独自の特殊な手法。

ウォッシュド製法

ウオッシュドは実を摘んだ後、果実をきれいに剥いてから水で洗い乾燥させる方法です。

精製する過程で果実を剥くので、まだ熟していない実を見つけて取り除くことができます。乾燥時には果実がついていないので、安定して豆が乾きます。

豆の味が安定しているのがウオッシュドです。天気が悪くても豆が乾燥しやすいというメリットもあります。

ナチュラル製法

ナチュラルは実を摘んだ後に、果実が付いたまま乾燥させる製法です。

果実が付いているので豆がフルーティーになるのですが、天気が悪いと乾燥しずらいデメリットもあります。果実の匂い以外にも、木・土・カビといったようなフレーバーももたらします。完成した豆にクセがあるのがナチュラルです。

上記2つの要素を組み合わせた製法がギリン・バザーです。

コクがありフルーティーな豆になるのですが、独特な臭いが苦手という人もいます。完成した豆の品質にもバラつきがあるので、プロのバイヤーでも意見が分かれているそうです。

インドネシアのコーヒー原種について

インドネシアではロブスタ種の生産が90%、アラビカ種が10%くらいの割合で生産されています。

それぞれの豆の特徴とインドネシアでの生産種について紹介します。

インドネシアのロブスタ種

ロブスタはラテン語で「力強い」という意味があり、病気に強いのが特徴です。

以前はアラビカ種やリベリカ種をインドネシアで栽培していましたが、病気で全滅してしまったのでロブスタ種の生産に切り替えた歴史があります。

高温多湿の環境に最適で、標高の低い土地でも栽培できます。

苦みや香りが強い味で、酸味が弱いのが特徴。

コーヒー豆としての先物価格も安く設定されており、単価の安いインスタントコーヒーや缶コーヒーによく使われています。

インドネシアのアラビカ種

インドネシアでは10%程度の生産量ですが、世界全体で見るとコーヒー豆の半数以上、約60%がアラビカ種です。

ロブスタ種やリベリカ種よりも味がよく、カフェで飲むコーヒーのほとんどがアラビカ種です。

一方で栽培が難しいのも特徴です。病気に弱く、標高1000mをこえる地域での栽培が一般的。昼と夜の寒暖差が大きい土地でないと育ちにくいです。

インドネシアでは以下の島の高知で栽培されています。

  • スマトラ島
  • ジャワ島
  • スラウェシ島

インドネシアのアラビカ種は風味酸味がしっかりしているのが特徴です。

コーヒーの原種については以下の記事でさらに詳しく解説しています。

インドネシアコーヒーの産地を紹介

インドネシアのコーヒー生産が盛んな地域を紹介します。

スマトラ島

スマトラ島ではアチェ州とトバ湖周辺、マングラジャ周辺で生産されています。
4000mの高地で生産されているアラビカ種のスマトラマンデリンは、高品質で世界的にも有名です。生産量が少ないので、高級豆とされています。

インドネシアのコーヒーの約7はスマトラ島で生産されています。

ジャワ島

インドネシアージャワ島

ジャワ島では大規模なコーヒー農場が多く、かつてインドネシア政府も4000ヘクタールという大きな農場を所有していました。
ジャワコーヒーはアラビカ種で日本でも有名です。酸味がなくマイルドな味になっています。
ジャワロブと呼ばれる苦みと香りが強いロブスタ種は、ブレンドコーヒーによく使われます。

スラウェシ島

スラウェシ島のコーヒーは完全にウオッシュドで生成されたコーヒーもあり、とてもおいしいです。
高級豆のトラジャもスラウェシ島のコーヒーです。

フローレス島

フローレス島のコーヒーは、海外に輸出するよりも国内での販売に力を入れてました。
この島は火山が多く、火山灰のミネラル成分が土壌に良い影響を与えています。

バリ島

インドネシアーバリ島

観光地で有名なバリ島ですが、キンタマーニはバリ島のコーヒーです。コーヒ―農園では野菜や果物も一緒に生産しているので、フルーティーな味を楽しめます。生産したコーヒーの大半は日本で売られています。

インドネシアのコーヒーを紹介しました。
インドネシアは島が多く、生産地によってさまざまな特徴のコーヒーを味わえます。
日本でもカフェやコーヒー豆の販売店で売られていますので、お気に入りのコーヒーを見つけてください。

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