エスプレッソにミルクを入れたカフェの定番ドリンク『カフェラテ&カプチーノ』
今日は美味しい珈琲が飲める『お店の選び方』を解説します。
珈琲が美味しいカフェの特徴
まずコーヒーの美味しいお店の特徴をご紹介します。
そもそもベースとなるコーヒーが美味しくないとカプチーノも美味しくないですから当然ですね。
- 自家焙煎
- シングルオリジン取扱店
- スペシャルティコーヒー取扱店
- 業務用エスプレッソマシン導入店
上記の4つを抑えているお店であれば最低限『美味しいお店』と言っていいでしょう。
順番に解説していきますね。
自家焙煎
自家焙煎店というのは『お店で焙煎していますよ』っていうお店のこと。
おそらく一番イメージしやすい美味しい珈琲店のイメージじゃないでしょうか?
自家焙煎というだけで一定の質は保証されている感じがしますね。
とはいえ自家焙煎していてもベースとなる生豆の品質が悪ければ最高に美味しい珈琲は飲めません。
シングルオリジンコーヒー
シングルオリジンを扱っているところは豆にこだわっているのは間違いありません。
シングルオリジンはここをチェック!
生産国名だけでなく産地や生産方法、品種、さらには製造農家まで記載しているところを選びましょう。
品種の違い
コーヒー豆にはさまざまな種類が存在しています。
もっとも有名なアラビカ種のなかでも更に細かくティピカ、ゲイシャ、カトゥーラなど数十種類に分類された品種の豆が販売されています。
製法の違い
よく見かける有名な製法2種類
- 水洗処理を行うウォッシュド製法
- 果肉のまま乾燥させるナチュラル製法
ナチュラル製法はのウォッシュドと違い、水洗処理をしていません。
果実のまま乾燥させて脱穀機にかけるタイプですね。
また、ウォッシュドは果肉を取り除いた後に水洗処理をして乾燥後に脱穀を行います。
どちらが良いということはありませんが特徴としてナチュラルの方が風味が強い事が多く、ウォッシュドは酸味が感じられるものが多いです。
スペシャルティコーヒー
シングルオリジンと似てますがスペシャルティコーヒーは生産国だけじゃなく製造エリアから生産方法までトレーサビリティが確保されたコーヒー豆。スペシャリティーコーヒーを謳っていれば一定の品質が保証された美味しいコーヒーということになりますね。
品評会に出品されたロットなどを扱っているコーヒーショップのコーヒー豆は高品質である可能性が非常に高いです。
業務用エスプレッソマシン導入店
これはエスプレッソ系のメニュー限定になりますが、店頭の機器はめちゃくちゃ重要。
コンパクトな家庭用の機器を使っているところも多いですが本格的なエスプレッソが飲みたい場合は業務用機器が必要になります。
下記のような家庭用でない業務用のセミオートタイプを使っているお店はエスプレッソマシンにこだわっているということにもなりますね。
ちなみにヨーロッパではエスプレッソが基本なので大きなお店はもちろん小さなお店でも本格的なエスプレッソマシンが置いてあります。
豆の品質はまちまちですがどのお店でも本格的なカプチーノが飲めるのでカフェ巡りが楽しいです。
自宅で淹れるならデロンギのマグニフィカSがおすすめ!
普通のドリップコーヒーなら
エスプレッソ以外だと『ハンドドリップ』『フレンチプレス』『サイフォン』など多々あります。
それぞれ良さがありますので自分の好みの淹れ方を探してみるのも楽しいですよ。
フレンチプレスは油分が多く出ますしハンドドリップは蒸らし時間や淹れる時間によりいろいろな味を出すことができます。
カプチーノが美味しいカフェを写真から判断する
美味しいカフェを判断する方法4つを解説しましたがインスタやGoogle Mapの写真から探したい場合のほうが多いですよね。
そういうときは下記の3点に注目してみましょう。
- ミルクがきめ細かい
- エスプレッソから泡が出る
- ラテアートがきれいに混ざり合っている
ミルクがきめ細かく、ブツブツ泡立っていない
洗練されたカプチーノ(カフェラテ)はフォームミルクが綺麗に混ざり合いきめ細かいミルクになっています。
そのため、ミルクに泡がブツブツと出るようなことはありません。
ミルクの泡がブクブクとしているものや泡だらけのものは高品質のカプチーノとはいえません。
エスプレッソから泡が出る
新鮮な豆は泡が出ます。
エスプレッソを注いだばかりは泡がなくてもちょっと時間が経つと泡がぶくぶくと出てくるため、鮮度が際立ちます。
最初はうっすら泡立ってるだけですが飲んでいる最中にエスプレッソのクレマ部分が泡立ってきますのでSNSの写真を見るだけで新鮮な豆を使っているかどうか判断することが可能。
簡単に判断するにはラテアートを見ればOK
ラテアートが綺麗に描かれていればエスプレッソの抽出&ミルクスチーム(手動)という条件が成り立つので一定の品質は保証されます。
そこにエスプレッソ部分だけプクプクと泡が出ていれば豆の鮮度も高い素晴らしいカプチーノといっていいでしょう。
クレマとミルクのコントラストがはっきりしているというのが大事なのでラテアートを描ける時点でちゃんとしたカプチーノといえます。
上記の写真を見てもらえば一目瞭然ですが、しっかりとした気圧で抽出された鮮度が高いエスプレッソは徐々に泡が出てきます。
そしてミルクは泡立たず綺麗な白のまま。
素晴らしいバランスのカプチーノです。
本当にうまいカプチーノを飲める店は少ない
以上、美味しいカフェの探し方のコツを紹介しました。
最後の見た目が完璧なカプチーノですが、なかなかお目にかかれません。
また、見た目が良いものでも肝心の豆が美味しいとも限りません。
見た目がきれいなカプチーノは機器や淹れ方に拘っているため不味いことは少ないですが超美味しいかは豆によるので写真だけでは判断できません。
美味しいドリップコーヒーを出すお店はいっぱいある
シングルオリジンとかスペシャルティコーヒーとか調べれば結構たくさんお店が出てきますし、実際美味しいです。
ただ、そういったお店で凄まじく美味しいカプチーノが飲めるかっていったらそうじゃありません。
ドリップコーヒーはある意味鮮度の高い良い豆があればハンドドリップのテクだけで美味しいコーヒーになります。
でもカプチーノやカフェラテといったエスプレッソ系のドリンクは機械やグラインダー含め条件が厳しいので難しくなってきます。
なぜドリップコーヒーが美味しくてカプチーノが美味しくないのか?
素晴らしい機器を使って焙煎にも気を使っているスペシャリティーコーヒーを扱うカフェでもカプチーノは普通だったりします。
その理由は下記の2点が大きく影響しています。
- グラインダーの設定が大変で豆を変更することができない
- 商品価格の都合上カフェラテでは高級豆を使えない
グライダーの設定の都合
普通のドリップコーヒーは中挽きが多いですが、エスプレッソは極細挽きというすごく細かい粉にして使用しています。
さらに豆ごとに最適な挽き方になるようにグラインダーを最適な設定にして使用しているため豆の種類を制限せざるを得ません。
そうなるとお客さんの要望通りに「じゃあこの豆で」って言われても簡単には設定を変えられませんし、一度変えちゃうと戻すのも大変なんですね。
そのためエスプレッソメニューは豆が1種類限定っていうお店がすごーく多いです。
価格設定の都合
基本的に多くのコーヒー専門店はシングルオリジンのスペシャルティコーヒーと普通のブレンドコーヒーを扱っていますよね。
多少の誤差はあれど多くの店舗が下記のような価格帯ですよね。
- ブレンドコーヒー 350円
- スペシャルティーコーヒー 600円
- カプチーノ 600円
一般的に通常の豆を使用したカプチーノは400~600円程度の値段で販売されていますが、シングルオリジンの豆を使用した場合には高額に設定せざるを得ません。高品質なカプチーノを「妥当な値段」にしようと思ったら高価格になるのは当然です。
でもカプチーノ1杯700円とか1000円だとなかなか売れないので価格を落とすために豆の品質を落とされるため美味しさが損なわれます。
エスプレッソ専用豆を使う理由
上記で解説したとおり、価格を抑えるためにエスプレッソ専用豆が使われます。
エスプレッソには深煎りが合うということでエスプレッソ専用の豆として深煎りの豆を仕入れているお店が多いですよね。
深煎りのエスプレッソ用の豆は品質の良いものでないと苦味や雑味が多く、美味しいと感じられるカプチーノにはなかなかなりません。
スペシャルティコーヒーやシングルオリジン銘柄が選べれば美味しいはずなのに惜しいですね。
美味しいカプチーノが少ない理由をまとめると機械の設定を安い豆にしているので高い豆でのカプチーノやカフェラテは提供するのがかなり難しいという事になります。
美味しいカプチーノの条件まとめ
最後に美味しいカプチーノを飲めるお店と美味しいカプチーノの条件をまとめます。
美味しいカプチーノの必須条件
- 業務用エスプレッソマシンで抽出(手作業)
- きめ細かいスチームミルク(手作業)
- 高品質な豆を使用(スペシャリティコーヒー)
最初の2つは本格的なお店だと当てはまりますが豆の品質が追いついていないことも多々あります。
カプチーノを写真から判断する方法
- ラテアートが綺麗に描かれている
- きめ細かいミルク
- エスプレッソのクレマから泡が出てる
この条件を知っているだけでインスタグラムなどの写真を見るだけでもある程度判断がつきますよ。
温度も大事
これは実際に飲んでみないとわからない項目ですが温度も重要。
熱々のカプチーノはミルクの甘味が破壊されてしまい美味しくないんです。
理想的な温度は60~65度。
60度前後が一番甘みが出る
理由は60度前後が一番ミルクの甘味が出るからです。
砂糖を入れなくてもカプチーノは甘く感じたりしますよね?それはミルクの甘みを最大限に引き出しているから。
65度以上はミルクの成分が分離してしまう
65度を超えるとミルクの成分が分離してしまいます。
多少はバリスタの好みで前後するとは思いますが飲むときに熱くて飲めないレベルは確実にミルクの成分が分離してしまっているので美味しくなりません。
よく熱々のコーヒーを好む人が「ぬるい」といいますがカプチーノやカフェラテにおいては飲みやすい温度が「適正」なんですよ。
美味しいオススメのお店紹介します!
私が圧倒的にここは全てが完璧!超美味しい!
と思ったお店を今後紹介していきます。
まだブログ始めたばかりでコーヒーショップ紹介記事は少ないんですが現在まとめてある全ての条件を満たす店舗は3店舗あります。
下記に紹介するコーヒーショップはこの記事で挙げた条件を満たす素晴らしいカプチーノ(カフェラテ)が飲めるお店です。
丸山珈琲
トップクラスのバリスタと世界最高評価の豆を取り揃えるスペシャリティ専門店。
価格は少し高めですが豆の種類が豊富で鮮度も高いです。
カプチーノ 1杯600円程度
カミノコーヒー
伊勢神宮の外宮に行ったらぜひ寄ってほしいカフェです。
美味しいコーヒーの選び方
美味しいコーヒー豆の選び方のコツを解説しています。
ネットで買える美味しいコーヒー豆もまとめてありますので下記もあわせてご覧ください。
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